フレコンバックの原料について

　 　 　 　 　
　 　 　 　 　
　　　フレコンバックはPP(ポリプロピレン)を原料としています。
　


フレコンバックはポリプロピレン(PP)を原料として、糸状に加工してから、シート状態・筒状態に織機にて加工、その後バックに縫製加工をします。プラスチック応用製品であり、ポリエステル・ナイロン等と共に、化学繊維としの主要材料でもあります。
以下がその材料性質です。尚この表は全て一般的なものであり、実際の原料での保証値
ではありません。
　
PP(ポリプロピレン)の材料性質
項目 試験法 単位 PP
(ASTM)
　比重 D792 - 0.91
　吸水率 D570 ％ ＜0.01
　熱変形温度 　1.82MPa D648 ℃ 65
　熱膨張率 D696 10-5/℃ 10
　熱伝導率 C177 - 2.8
　燃焼性 UL94 - -
　連続使用温度 UL746B ℃ 65
　引張強度 D638 MPa 32
　伸び D638 ％ ＞500
　引張弾性率 D638 MPa -
　曲げ強度 D790 MPa -
　曲げ弾性率 D790 MPa 1660
　衝撃度 　ノッチ付 D256 J/m 37
　ノッチ無し D256 J/m -
　ロックウェル硬度 D785 Mスケール -
　体積固有抵抗率 D257 Ω･cm/Ω 1.3×1016
　絶縁破壊電圧 D149 kV/mm 31
　誘電率 　1KHz D150 - -
　1MHz D150 - 2〜2.3
　誘電正接 　1KHz D150 - -
　1MHz D150 - 0.0002
　耐アーク性 D495 sec -
　
PP(ポリプロピレン)の耐薬品性
薬品名 評価 　 薬品名 評価
アンモニア（無水） ◎ ヘキサン △
苛性ソーダ10％ ◎ アスファルト ◎
塩酸10％ ◎ ガソリン ○
硫酸10％ ◎ 塩水 ◎
硝酸10％ ◎ 食塩（工業塩） ◎
酢酸10％ ◎ 石けん水 ◎
アセトン △ 石油 ○
グリセリン ◎ 水 ◎
酢酸エチル △ タール ○
四塩化炭素 △ クロム酸25％ ×
トルエン △ クレゾール ○