<フレコンのJIS規格と弊社の対応>
 
 
  フレコンは、正式にはフレキシブルコンテナー(Flexible intermediate bulk containers FIBCs)と呼称され、JIS Z1651 にて
 規定があり、JIS Z1651は2008年3月に全面的に見直されています。但し基本内容は2004年の第一版と同じですが、
  より広範囲な活用 により、時代に即した内容となっています。

  又、国際規格(ISO21898-2004)の内容にも概ね合致しています。

  ジャパンフービック株式会社では、中国にて生産していますが、基本的な仕様・試験方法・表示等全てJIS規格に沿って
  行っています。
  
    JIS規格では、寸法規定・形状規定等はの試験方法の規定はされていますが、もともと需要家の要望、使用用途、
  環境等千差万別であり、これらの規定までは網羅できませんので、全て例としての規定であり、メーカと需要家で
  の売買による仕様等が優先されます。

  ジャパンフービックでの標準在庫品では、一般販売のため製品としてはJIS規格相当にて製造していますが、表示ラベル等は

  簡易な内容となっています。

   1. 表示ラベル記載で省略しているもの

      ☆型式    全て同一のラベルですので、型式は省略しています。ご発注時に確認させて頂いています。
             尚梱包表面には式 (例 M1100-R )を刻印は又手書きにて記入しています。

      ☆最大充てん質量: 基本的には、K600,K800 M1100 を除いて1000KG です。

      ☆容積    ご発注時確認下さい。各型式により異なります。本WEBにも記載しています。

      ☆積み重ね段数  基本的には2段としています。

   2. 従来はワンウェイフレコンと呼称していましたが、クロスシングル型(充てんは、一回しか行わないことを前提
     に設計)に該当します。
     (但し、需要家の責任により繰り返しご使用になれます。)

    JIS Z 1651-2008 の規定内容の抜粋


   1. 耐候性試験 おもに紫外線対策用について規定しています。UV剤の効果等です。弊社製品では 
     型式の末尾にU記号がついています。

   2. 繰返し頂部吊り上げ試験 原反の強度試験方法について規定

   3. 圧縮試験及び積重ね試験  充てんしたフレコンバックが本体が劣化や破損の確認

   4. 引張り強さ試験
    原反の強度試験     旧JISと同じ

  5.  引裂き強さ試験   
        切り込みを入れて、最大荷重値と比較する。

   6. 吊部の引張り試験     吊ベルト等の吊部の引張り強度試験

   7. 耐熱性試験         70度の熱での損傷等の異常の有無を確認

   8. 耐寒性試験         -25度での確認

   9. 耐もみ試験         もみ試験機での確認